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「自分の考えがない」と感じている人ほど自分の役割に気づくことができる本

その本のど真ん中あたりのページを見開くと、迷うことなく黄色のマーカーで1本の線を引いた。それはこんな一文です。

知識はただ興味の連続によって得られる。つまり、もっと深く知りたいという強い興味がひとつながりの多くの知識を呼ぶのである。それら知識はもはや暗記する必要などなく、一度見ただけでも頭に残るようになる。 P.37

しかし、そのわずか3分後にはマーカーを引いた行為が無駄だったことに気がついてしまった

なぜ、無駄だったのかというと、ほとんどのページがマーカーだらけになってしまったからです。具体的に言えばマーカーを引いた数は89箇所、それも126ページしかない薄い本なのに・・

私はもともと本を読むのが苦手です。活字アレルギーと言うほどではないにしろ、400ページを超えるようなビジネス書を目の前にすると圧倒されて尻込みをしてしまう

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なので、そんな分厚い本を手に取った時は”読むということを放棄”して、著者の主張や見解、思想に触れるぐらいの感覚にとどめてひたすらページをめくり、その中で気になった一文にマーカーを引いておくようにしています。

1冊の本から2つでも3つでも、質の高い気づきが得られれば儲けもんだ!

といったそんな感覚なのですが、10箇所、20箇所マーカーが引ける本を良書だとするなら、89本のマーカーを引くことになってしまったこの本はいったいなんなのだろう(もう一度マーカーを持って読み直せばまた増えるだろうからそれはやめておこう・・)

頭がよくなる思考術 : 白取春彦

例えば、この一文を読んであなたはどう感じますか?

本当に知性のある人は性格的にやさしいものである。というのも、知性の土台をつくる読書と人の話を聞くという行為は、やさしさと反する性質があってはできないからだ。娯楽用に書かれた本ではなく、まとまった主張や思想を書いた本は性格のきつい人間のようなものだ。読むとは、そういう人間とつきあうということと同じだ。 P.88

これは読書をしない人はやさしくないという逆説的な話なのか?

というと多分そんな単純なことではなく、他人の意見や主張に耳を傾けることができる寛容さがなければ、本当の意味で人を理解することはできないし、やさしくはなれない

現に、今、私がいったい何を伝えようとしているのか?を汲み取ろうとしながら、辛抱強く(結論を先延ばしにしているにも関わらずページを離脱するもことなく)この記事を読んでくれているあなたが、”やさしくないわけがない”

そもそも人間なんてみんな、自分の考えを理解してもらいたい生き物なので、自分の意見に耳を傾けてくれるひとが好きだし、私はそういう人に出会うとやさしさを感じてしまう単純な人間です。

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そんなやさしさや寛容さを持ち合わせたあなたにも、悩みがあると思います。それは”自分の考えがない“ということ。

きっと日々の生活の中では、多数派の意見に流され、主張の強い相手には自分の考えをすり寄せながら、少々納得のいかないことでも自分の意見を飲み込んで口をつぐんでしまうこともあるかもしれない

そんな悩みを解消するヒントが、この一文の中にあるように思います。

ここに、一個の桃がある。これを三人に分けるにはどうすればいいか。これは弾師が修行僧に出す問題の一つである。おおかたの修行僧はすぐに答えることができない。梨ではなく、桃だから困るのである。桃は果肉の甘味が均一ではない。だから、正確に三等分したとしても、甘いところと甘くないところが不均等になるのである。 P.57

あなたは「オレは甘い部分が食べたい」というわがままを聞き入れることに寛容である必要はないし、「誰それが損得になる方法はダメだ、平等を重んじろ!」と、自分の正しさを主張しようとする人の意見に寄り添う必要はないということも知っています。

そもそも、「平等を重んじろ!」という意見でさえ本当に自分の考えなのか、それともどっかから拾ってきた借り物の道徳観なのか?それすらも危ういのだから・・

“意見を持っている”のと”発想する”ことの違い

今日までのあなたは「自分の考えがない」と思っていたけれど、それは自分の考えを持っているということと、自分の頭で考えるということの【考え・考える】を”混同してしまっていただけ”なのかもしれません。

前者は、自分の”意見”や”思想”を持っているということで、後者は自分の頭で”発想する”もしくは”アイデアを生み出す”ということ

この違いを明確に理解したとき、私自身も「自分の考え(意見や思想)なんてものはたいして持っていなかった・・」ということに気がつき”ハッ”としてしまった。

あなたもきっと、「自分の考えがない」と思っていたのは自分の意見がないというだけであって、自分の頭で考えて発想することはできるということに気づいたはずです。

では、この問いの答えはどのようなものなのか。すこぶる簡単である。桃を無造作にいくつかに切って、それぞれにゆずりあって仲良く食べればいいだけなのだ。つまり、問われているのは等分のことではなく、各自の満足にあるということだ。 P.57~58

「じゃー無造作に切ってみようか?」「ジュースにしてコップに分けよっか?」と、仲良く分けられるアイデアを果実を絞るように脳みそをふり絞って考えて提案する

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いままでそこになかったアイデアを差し出すことができるのは、唯一、相手の主張を理解しようするやさしさを持った人にしか与えられない特権であり、それがあなたの重要な役割なのではないでしょうか

しっかりとした自分の意見を持っていて主張することができる人は”賢い人”なのかもしれない、でも自分の意見を持って主張する人の話に理解を示すことができるあなたは”尊い人”なのだということを自覚して欲しいと思います。

つまるところ”自分の考え”というのは、他者を議論に巻き込むための独自の思想ではなく、他者との関係性を築いていくための最適な方法やアイデアを見つけ出す知性のことなのだと思います。

そんなことを考えさせてくれる本でした。 ⇒ 頭がよくなる思考術

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