「羊の話」から学ぶブログのネタ発掘方法

これは数年前、当時の彼女とはじめてアジアン料理屋にいったときの話です。
二人でメニュー表を覗き込みながら、
「ガッパオ旨いんだよなー、あっフォー(米の麺)もあるね?」
といった感じで、なんの料理を注文しようか相談していると、
「あれっフォーって、フォーガーとフォーボーがあるけど何が違うの?」と
彼女が聞いてきたので私は、
「ガーは鶏肉でボーは牛肉だよ」
となにげなく答えました。すると彼女は・・
「え~っ!よく知ってるね、すごーいっ!!」
と、想像を超える反応を示してきたので、気を良くした私は、
「まーねぇオレ、タイとかベトナム行ったからね~」
と自慢げに話すと、また彼女が、
「へ~、じゃー羊は?」
と、質問してきたのでとっさに私の口から
「メぇー」
という言葉が出てきました。
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0.5秒くらい、一瞬の間が空いたあと、
「メぇ~?えっ、えっ、羊だけにメぇー?超ぉウケるんですけどぉーっ!」
と彼女は大爆笑し、
他のお客さんの視線を感じながら、私は・・
「・・お、ぉう」
と答えるのが精一杯でした。。
人が知らないことに遭遇したときの3種類も反応の仕方
人は、今までに知らなかった出来事に遭遇したとき、だいたいこの3つの反応の仕方があるようです。
・1つ目は【知ったかぶりをする】
・2つ目は【無関心】
・3つ目は【好奇心を持つ】
知ったかぶりをする
当時の私は、この中でも1番最悪な【知ったかぶりをする】という反応をしてしまいました。知りもしないのに知ったかぶってカッコつけても、突っ込まれれば簡単にボロが出ますし、だいたい大恥をかくのがオチです。
幸いなことにその時は、ギャグとして受け取ってくれたので笑い話しになりましたが・・
もしかしたら彼女は、私が知ったかぶりしていることに”気づいていないフリ”をしてくれて、最高の切り返しでギャグに転換してくれたのかもしれません。
無関心
「へ~、じゃー羊は?」と質問されたときに「分からない」とか「知らない」といった返答しかできない【無関心】な人とは会話は弾みません。
それに、自分には関係ないという姿勢でいる人は、いつまでも自分の世界を広げていこうともせず、つまらない人間になっていってしまいそうですね。
好奇心を持つ
なにごとにも【好奇心を持つ】ことができる人って、目がキラキラしてて、とんでもないスピードで成長するし、人間の深みもあるように感じます。
もし、当時の私が知ったかぶりをせず無関心でもなく、なにごとにも好奇心を持った人間だったとしたら、「あれっ、羊って何んだろね?」と、ササッっと携帯(当時はスマホではない)を取り出して調べたかもしれません。
すると、「羊は英語でラム?マトン?あれっ、、」英語で調べても、求める答えが出てこないことに気がつき・・
「フォーって、そもそもタイ料理だっけ?ベトナム?」と、知らなかったことがどんどん出てきます。
まずは《フォーはどこの国の料理》と検索し、ベトナム料理だということを知ることができたら、次に《羊肉 ベトナム語》というキーワードで検索することができ、ようやく【thịt cừu】という言語にたどりつくこができます。
このような”ちょっとした好奇心“から・・
ベトナム語で鶏肉はガーで牛肉はボー、タイ語では鶏肉はガイで牛肉はウァだということも知れて、さらに羊は英語でシープですが、12か月以下の子羊の肉はラム、それよりも年をとった羊の肉はマトンと呼ぶといった予備知識も得られるわけですね。
ブログのネタはココロの引っかかりから生まれてくる
けっこう「ブログの書くネタがない・・」という人も多いようですが、たぶん当時の私のように別に知ったかぶりをしているわけでもないでしょうし、何事にも無関心なわけではないと思います。
ただ、”ほんの小さなココロの引っかかり“があったときに、ごまかしてしまったり、簡単にスルーしてしまうのではなく・・
好奇心をもって探求する姿勢をもつことで、日常はブログのネタの宝庫になるのだと思います。(なお、最初の画像は「ヤギぢゃね~かっ!」というツッコミは一切受け付けまんせんので、あらかじめご了承ください。)