【女性は見ちゃダメっ!】おとこ達のDVDという看板を掲げているお店が扱っているDVDがどのようなものか?妄想を掻き立て全力でイメージデザインしてみた。
私の住む田舎町ではピンク・黄色といった原色のど派手な看板を良く見かけます。このようなお店ではターゲット客を男だけに絞りアプローチをしているので、どのようなDVDが揃っているのかは容易に想像することができます。
男である以上、「男達のDVD」というキーワードひとつで取りとめもない妄想を掻き立てられてしまうのは私だけではないでしょう。
しかし安易に入店してしまっては二度と戻ってくることはできない、そんなゾクゾク感さえも憶えます。今回はそういった店に安易に立ち入ることができないピュアなメンズたちのために。
このようなお店で扱われているDVDはいったいどういったものなのか?あんなものやこんなもの?デザイナーを公言している私が想像と妄想を掻き立てながら全力でイメージデザインを作成しお届けしようと思う。
そこは男だけのパラダイス。
ここから先は決して女性が立ち入ってはいけない領域になるので、覚悟のある男のみ観覧するように。
女性イチコロのマル秘背筋トレーニング
女性を口説く際には、あーだこーだしゃべるのではなく背中で語れ!という切り口は斬新!
このようなノウハウが女性に知られてしまうと「あなた今、背中で語ろうとしてるでしょ」と先に悟られ口説きが失敗に終わってしまう可能性が出てくる、よって男しか入れない店でしか取り扱うことができない。
内容は8時間背中を酷使しているトレーニング映像の他、ボーナストラックに7分間の上腕二頭筋トレーニングが収録。
しかし「イチコロ」という表現が少し古臭く感じるので裏面の制作年月を確認すると1993年と記載。20年以上前のノウハウ(元々はVHSの映像のよう)が現代女性に通用するかは不明だが、これで意中の女性をイチコロにできるなんて想像するだけでゾクゾクしてしまう。
マグロ最前線
マグロという強烈な響きに思わずこっちが釣られてしまいそうになるタイトルが魅力。講師は《一本釣りの巨匠》と呼ばれるほど名のある人らしいがいまいち読み方がわからない。
万が一、引き出しの奥にこっそり隠し持っていたマグロ最前線を突き付けられて「あんた、マグロが好きだったのっ!?」などと妻に言われた際にはもーぐうの音も出ない。
男のロマンというものは女性には理解しがたいもの、購入する際には自宅でしっかりと管理できるか?前もって確認しておく必要がありそうだ。
最悪の事態に備えて「カツオも嫌いじゃない」という言い訳を考えておこう。
世界のネジ図鑑Ⅵ
世界のネジを集めた決定版!ネジのような鉄の固形物はいつでも男心をわし掴みにする。
監修である根地山さんの普段の生活や職業が気になるところだがⅥの表記からシリーズ化されるほどの人気で、かなりの印税収入があることも容易に想像ができる。
R指定46とは、いったいどれほど刺激のある内容なのか?
きっと、「自分より年下の人間にはネジの本当の素晴らしさを理解することはできない」という根地山さんの男臭いこだわりだと思われるが、サブタイトルはうまいことを言っているようで実際のところまったくもって意味不明だ。
しかしながら、ネジマニアに限らず男なら誰しもⅠからⅥまでコンプリートしたくなる逸作であることに間違いない。
トタン屋根修復技術
これはちょっとよくわからないが、「トタン」、「トタン」、うん確かにこの響きに魅了されるコアな男達は日本各地に少なからずいるのだろう、ブルーレイ対応で細部に至るまで惜しみない修復技術が収録されている。
表紙の作業している男性は、あの「世界のネジ図鑑」で有名な根地山さんだと噂されているが、ネジとトタンという関係性から確かにその可能性を否定することはできない。
事実、DVDパッケージを使いまわしている印象を受けること、販売開始が世界のネジ図鑑Ⅵ発売の翌年で対象年齢が47才になっていること、修復技術がメインテーマのはずなのにサブタイトルではそれを全否定しさりげなくネジを勧めていること。
そのあたりを踏まえると限りなくあやしい、監修の記載が消されているため断定することはできないが根地山ファンのひとりとしては所得隠しなどの意図が無いことを願うしかない。
小便小僧
シンプルな表紙(決してネジとトタンのヤツに時間かけ過ぎて面倒になった訳ではない)からは想像し得ない驚愕の内容に、多くの男達の共感を呼び絶賛されている小便小僧。
「1.男としてのプライドと引き換えに座って小便をする」というナレーションに合わせてアングルが移動。続いて「2.膝を曲げ腰をかがめることで2方向とも便器に収める」とそこまでは至って普通と言える。
しかし「3.量の多い方を見極めることではみ出す量を最小限に抑える」とだんだんと雲行きが怪しくなり「4.あえて両サイドに飛ばすことで威厳を保つ」粗暴とも言えるその行動には羞恥心の一つ先の境地へと誘(いざな)ってくれる。
男達のDVD総括
いかがだっただろう、きっと生唾を飲みながら男達の世界を堪能してもらえただろう。ピュアな君にはちょっと刺激が強すぎたかもしれない。でもそれは成長への第一歩だ!男達の世界は君が今想像しているよりもっともっと刺激に満ちたパラダイスなのである。
今回は、男達のDVDという看板を掲げているお店が扱っているDVDはどのようなものなのかを想像してイメージデザインしてみたが、だいたいこのようなもので間違いないだろう。これで免疫もできたはずだから勇気のある男どもは実際にお店の中を確認してきてほしい。