「やることが多すぎてやる気がおきない・・」そんな状況でも、集中力を高めてハイパフォーマンスを発揮する方法
時間をもてあましているときは退屈なのでスマホをいじります。
一方、日々の仕事を確実にこなせているときは充実感を得ることができます。たまに、日々の仕事に2~3個プラスして仕事が増えると、負荷を感じながらもなんとかクリアして達成感を味わえます。
しかし・・
いつも自分のキャパシティーに合わせて仕事が入ってくるとは限りません。
「全然仕事が無いなぁ~」と思っていたら、「納品したはずのデザインの修正依頼」「新規HPの制作案件」「クライアントへの請求書の発行」「メールの行き違いによる内容確認」など、途端に12個の仕事が押し寄せてきて、、
そんなときに限って「Photoshopのレイヤーを統合した状態で保存してしまう」という究極のミスを犯します。
すると、「いったい何から手をつければ良いのか?」わけがわからなくなり、完全にキャパオーバー、一気にやる気が失せてスマホをいじります。
特にフリーランスや個人で仕事をしている人は、少なからず似たような経験をしたことがあるでしょう。「そんなときはいったいどうすればいいのか?」
優先順位を決めて時間軸を縦にする
極論で言ってしまえば、「最も重要なことを見極めて今やるべきことを1つに絞る」それしかない。その理由は言うまでもないが、自分の身体は1つしかないし、1度に頭(意識的に)で処理できることも1つしかないからだ。
もしかしたら「なんだ、そんな当たり前のことか。。」と思うかもしれない。
でもこれが現実で、スマホをいじっていても次々と押し寄せてくる現実からは逃避できないし、「あれと、これと、それを、なんとか同時に処理できないものだろうか?」という願いは、残念ながら叶わない。
今やるべきことを1つに絞れば、必然的に目の前の相手と”タイマン勝負“をすることになるがその分、思考は一気にシンプルになる。
すべてに時間を均等に配分することは、自分の人生に対する冒涜である。自分の命の欠片を、何に対しても同等に扱ってしまうのは、自分の人生において何が大切なのかを知らない、もしくは知ってはいてもそれを実践していない証拠だ。…中略…「横に並べているものを縦にする」という意識を持ち、やるべきことの優先順位を決めよう。
でも、「人は同時に2つのことはできない」ということを受け入れたときに、ようやく自分にとって重要なことを見極め、不要なものを切り捨てながら生活の質を高めていけるようになります。
無意識の領域に任せて平行処理させる
「人は同時に2つのことはできない」し、「意識的に1度に処理できることも1つしかない」のだけれども、幸いなことに無意識の領域では平行的な処理が可能です。
意識が処理できることは、一度に1つだし、限界がある。無意識ではもっと並列的にいろんなことが起こり得る。無意識は並列処理、意識は逐次処理だ。だから創造性は基本的に並列的な無意識の中でしか、起こりようがない。
ようするに、物理的な作業は1度に1つのことしかできないのに対して、クリエイティブ(創造的)な作業は、無意識の領域に任せることで時間や空間に制限されることなく”同時進行で並行処理ができる“という特権があるということ。
もちろんデザインをするという作業と、文章を書くという作業を同時進行することはできませんが、例えば最優先事項として「新規HPの制作案件」に取りかかり、集中してある程度デザインカンプを作ります。
そのまま完璧に仕上げるために「グローバルメニューの位置を少し下げたほうが良いかな?」とか、「バナーの配色が微妙だな」とかあれこれ意識しだすと、「あ~早く仕上げて次の仕事しなくちゃ・・」と結局焦ってしまいます。
このようなときに、「HPのクオリティを上げる作業」は無意識に任せておいて、例えば「ブログを書く」などの次の優先事項に取りかかります。
そして、ブログを書き終えてから客観的な視点で未完成のデザインカンプを眺めていると、最適な構図がイメージできたり、1つの作業を終えて一服しているときにまったく新しいアイデア(ひらめき)が生まれたりします。
これをアイデアの作り方では【問題を完全に放棄する】と表現しているし、U理論では【一歩下がって内省する】といった表現をしています。
んで、ブログを公開する前に、想像力を必要としない「請求書の発行」などのタスクをクリアしていくと効率的。
タイマン勝負を覚悟して無意識にゆだねる余裕を持つ
まとめるとこーゆーことだ。自分のキャパシティーを超えて12個の仕事が押し寄せ「やることが多すぎてやる気がおきない・・」そんな状況のときには・・
時間軸を縦にして”タイマン勝負を覚悟“し、集中力を高めて作業にとりかかり、未完成の状態でも”無意識の平行処理の性質にゆだねる余裕“を持つ!
そうして、1つのタスクをクリアしていく過程で、知らぬ間にフローやゾーンと呼ばれる超集中状態に入っていき、ハイパフォーマンスを発揮することができるようになります。
1対1ならきっとあなたも勝てるはずっ!ガンバレっ!