3分でわかる想像力(創造力)を鍛える方法
想像力はクリエイティブ(創造的)な仕事をする上でとても重要な要素です、仕事だけではなく普段の生活でも想像力を働かせることによってさまざまな問題解決に役立ちます。
そこで、どうすれば想像力(創造力)を鍛えることができるのか?と、インターネットで探がしてはみたものの、「読書をする」「ウォーキングをする」といった誰でもわかり切っているようなことや、「客観的に捉える」などあまりにも抽象的で腑に落ちないことばかり・・
ここでは想像力(創造力)は距離に比例する、ということを前提にずばりお伝えします。
距離と創造性
ハイパーメディアクリエイターの高城剛さんは「クリエイティビティは物理的移動距離に比例する」と断言しています、きっと世界中を飛び回りさまざまなプロジェクトを遂行してきた経験や感覚から出てきた言葉なのでしょう。
エリカ様の元旦那というイメージしかない方は ⇒こちら を見てみて下さい。その通称どおりハイパーなメディアをクリエイトしている人としか表現しようが無い、フレキシブル且つクリエイティビティに溢れた生き方を体現してます。
高城さんの言っていることが事実ならば、想像力を鍛えるためには普段の生活から距離を置おいて世界中を旅すれば良いということです。
正直、世界中というのはなかなか難しいところですが、実際に仕事でいっぱいいっぱいの頭から、心も身体も離れた瞬間にブレイクスルーを経験する方も多いのではないでしょうか。確かに旅行が有効的なのは私にも理解できます。
休暇をとってデジタルから「非接続」になると、創造性を取り戻せる
WIRED
インディアナ大学の心理学者による《距離と創造性》CLTという面白い研究があります、大学生を2つのグループに分け、同じ問いを一方のグループには遠い場所の大学生が考案したもの、もう一方のグループには地元の大学生が考案したものだと伝えると、その回答に大きな差が出たというものです。
近距離に感じられるものほど具体的で、遠距離に感じられるものほど抽象的に思考する
この研究では、大学生自身が移動したわけではありません、一定の場所からでも距離を置いた思考をすれば抽象的、いわゆるクリエイティブな発想になるということが分かります。そして、高城さんの主張するように自ら物理的距離を取ることによって、自然発生的に抽象的思考を生みだすことができるという裏打ちになる研究結果とも言えるでしょう。
しかしながら、クリエイターなら誰しも世界中を飛び回っている、決められたルールに囚われず毎日違った刺激を取り入れている、とは限りません。
ルーティンから生まれる想像性
実際に作家の村上春樹さんは、基本的作業を固定することで些細な変化に敏感になれると言い、毎日の習慣(ルーティン)を重んじています。Facebookのザッカーバーグや北野武さんも習慣を大切にしているそうです。
また、手塚治虫氏の超次元的クリエイティブな表現の数々も、部屋に閉じこもり同時に複数の連載を抱え、常人では想像し得ないスケージュールの中から生み出されたものです。
このことから、想像力(創造力)を発揮するための方法は出る・こもるの極端に二分し、地点から物理的距離を移動する、もしくは地点から思考の距離を飛ばす、形は違えど地点から意識的に距離をとっているという共通点がみてとれます。
ちなみに私は、デザインやライティング、たまに作曲など想像(創造)性を必要とする作業にあたる際は自宅にこもります、とても旅先でできるような器用さは持ち合わせていません。きっと身も心もフワフワしてしまいますので・・
自宅にこもりながらも意識していることは、デザインであればそれを見る人、ライティングであればそれを読む人、音楽であればそれを聴くひと、をそれぞれ明確にイメージするように努めています。対象相手の感性に触れたときどのように感じるだろうか?と
自分だけの世界ではあまりにも偏狭で単調です、いくら表現を試みても湧き出てくるものなどほぼ皆無です。ただ誰かを想像したときには思考は飛びはじめます、今まさにあなたに伝えようと思考を飛ばしています、そしてこの文章は生み出されています。それは簡単に距離も時間も超えていきます。
飛行機にでも乗って思いっきり遠くへ行ってしまえば必然的に想像力は湧き上がってきます。
また、共鳴するであろう誰かを具体的にイメージしながら表現していくことでも、みるみると想像力が鍛えられてることを実感するはずです。
ぜひあたなも思考を飛ばして想像力を鍛えてみてください。私はあなたを想像することで1881文字の文章をクリエイトすることができました、ありがとうございました。