そのペルソナって本当に必要ですか?ブログ記事に適した正しいターゲット像の作り方について。
古典劇の仮面を意味するペルソナは、人間の外的側面として心理学用語に用いられ、現在では商品やサービスを開発する企業にとって、それを活用する最も象徴的なユーザーモデルを指すマーケティング用語としても使われています。
「ペルソナ」導入により得られる4つのメリットではこのように解説してます。
- 一人の顧客像を明確にすることで深い理解が生まれる
- 思い込みを無くし精度の高いアプローチができる
- 同じ顧客像を常に意識すること関係者間のズレを防ぐ
- ユーザーの本音を理解したコミュニケーションができる
価値観の多様化が進む現在では、商品やサービスを設計するためにペルソナは必要不可欠な概念であることは間違いありません。
また、ブログ記事ひとつ書く際にもその記事を読んでもらうことで価値を届けることができるであろう明確なターゲット像を想い浮かべ、私たちの想いを言葉にしたためることができれば、Googleの提唱する価値あるコンテンツなるものが生み出せるわけです。
よくブログ記事で間違えてしまいがちなペルソナの設定
では早速、「26歳、短大卒の美容意識の高いOLで趣味は週末のショッピング」というペルソナを想定し、彼女のためになるようなブログ記事を、、えっと・・
ん~良い化粧品とかを紹介すればいいのかな・・?
この違和感の理由は、先に年齢、性別、趣味などでペルソナを作ってしまい、後から出口をどこに持っていけばよいのか迷ってしまっている状態です。
例えばあなたが【オールインワンファンデーション(乳液・化粧下地が不要)】という素晴らしい化粧品を知っていて、それをブログで紹介してアフィリエイト報酬を得たいという目的があったとします。
その場合、先の「26歳、短大卒の美容意識の高いOLで趣味は週末のショッピング」というペルソナに無理やり訴求しようとすると、「乳液・化粧下地が不要で超楽チン、今人気のオールインワンファンデーションすごくいいですよ!」というなんだか広告主そのままの宣伝文句を並べてしまうと思います。
アフィリエイトで稼ぐということは自分さえ儲かれば良いということではなく、その商品を欲するであろうユーザーに価値ある情報を届け、広告主に利益をもたらすことではじめて広告費を頂けるわけです。
目的から逆算して正しいターゲット像を想い浮かべよう
オールインワンファンデーションを愛用しているあなたはきっと、広告主以上にそのメリットを理解しているはずです。
下地入らずで手間がかからないこの化粧品を手にしたらすごく助かるだろう人を想像すれば、小さい子供がいて「いつも出かける時にゆっくり化粧もできなくて本当に大変、、」となげいてるユーザー像が想い浮かぶかもしれません。
そのように自然に浮かび上がってくる、「3歳の子供がいて外出する際にすごく大変な想いをしている31歳の主婦」があなたにとっての正しいターゲット像になり、そのユーザーに対し有益な情報の提示ができれば価値あるコンテンツとなり得る訳ですね。
ペルソナが欲するであろう商品・サービスを開発するのは出口を作る工程で、逆にそれを欲するユーザーに情報を届けるためには、検索者の心理状態を理解したうえで”入口“を作っていく必要があるということです。