ネーミングをする際の参考事例

こちらでは、ネーミングの重要性について共有しましたが↓

ネーミング(名づけ)は息吹。命を吹き込むこと」つまり、今現時点では目には見えていないけど、頭の中にある構想や目的、理念。これからの未来にフォーカスしたときに感じることができるソレを一言で言い表せる言葉を作ることです

簡単なようで簡単ではない。だからこそ考え込むのではなく、直観や閃きなども大切にしたいですね。

そのため、ここでは実際に私がどのようにネーミングをしているのか?思考や感覚的なものを参考事例として共有したいと思います。

ただ、「ネーミング」という言葉自体も人それぞれ解釈が微妙に違うことがあり、「キャッチコピー」と混同してしまう人も多いですが、、

キャッチコピーはターゲットの注意を惹きつける宣伝文句であり、ネーミングは「商品」「ビジネス」「ブログ」「企画」「WEBコンテンツ」「講座」「会社名」などの【名付け】です

ここを混同してしまうと、いろいろな要素を詰め込みすぎて長い名前になってしまったり、よくわからないネーミングになってしまうので「ネーミング」と「キャッチコピー」は別ものと考えましょう。

ネーミングで最も重要なのは、ターゲット(サービスを提供する相手)に覚えてもらったり、実際にその名前を呼んでもらうことなので、響きやイントネーション、言いやすさなどを意識するようにしましょう。(文字数は2~10文字程度がベター)

コンセプトを明確にしたネーミング

私が運営している「スリームデザイン」という名前を付けたブログがあります。このブログをスタートした当初、「3分で読めるデザインに関する記事を書いていこう」というコンセプトがありました。

その「3分デザイン」というコンセプトである【THREE MIUNTES DESIGN(スリーミニッツデザイン】を縮めて、【THREEM DESIGN】というネーミングをしました。「スリーム」という響きも、簡単、簡潔、スリム。そんな印象も与えられそうだと感じました。

また、THREEMという造語には、「マーケティング(Marketing)」「メディア(Media)」「メッセージ(Message)」この「3つのM」をデザインするという意味を含めているため、ロゴマークでは正面・左側面・右側面の3方向からMと見える立体的なMで表現しています。

ブログは、はじめの1記事からスタートしますが、そこから1記事、1記事と積み重ねることで独自のメディアとして育っていきます。そのため「小笠原の徒然なる日記ブログ」といった曖昧な名前を付けるのではなく、コンセプトを明確にしたネーミングを考えていきましょう。

タイトル名:スリームデザイン
キャッチフレーズ:ブログで自由なライフスタイルを実現するためのアイデアと思考とデザインをシェアする『スリームデザイン』

言いやすさ、覚えてもらいやすいネーミング

「誰でも自分でデザインができるようになってもらうためのレポート」であるEMODE(イーモード)の意味は、見る人の感情に訴えるようなデザイン

つまり、「エモーショナルデザイン(感情的デザイン)」の略なのですが、もう1つ、「E-BOOKのMODE(イーブックの流行)」を作っていく。そんな願いを含めています。

今ではだれでも電子書籍やWEBコンテンツを作ることができるし、それを販売したり、無料でダウンロードしてもらったりできる。

だからこそ、ただ技術だけでデザインするのではなく、テクニックだけで飾るのでもなく、自分の感覚を大切にして、自分なりの表現で、自分の想いや願い。そういったものが滲み出るようなデザインができるようになってほしい

響き的に言えば「いい感じ♪(イーモード)なデザインができるようにっ!」そんな意味合いを乗せています。

タイトル名:EMODE
サブタイトル:E-BOOKの流行を先取りするエモーショナルデザイン

ビジョンを集約し言語化・視覚可したネーミング

ビジュアライターというネーミングを付けたきっかけは、私自身が「自分の仕事(職業)を定義する言葉がない」と実感し、自分を定義する言葉の必要性を感じたところからはじまります。

今の世の中の多くの人も、「あたなは何をしている人ですか?」と聞かれた際に、会社員であれば「〇〇会社の営業をやっています」とか、自分でビジネスをしている人であれば「マーケターです。」とか「コピーライターです。」「デザイナーです。」と答えるケースが多いと思いますが・・

自分を既存の職業に当てはめてしまうと、自分の行動の範囲もその既存の枠(殻)に収まってしまいがちになります

例えば、「デザイナー」であれば「自分はデザインだけすれば良い」といった感じです。

もちろん、マーケターやコピーライターの指示どおりデザインに起こす作業だけやっていたい場合にはそれでOKですが、制作費用も先方から提示された金額以上にもらえることは稀です。

もし、あなたがこれから「デザイナーという枠を超えて活動していきたい!」といった想いを持っているとしたら、ただ先方から指示された通りにデザインするだけではなく(もちろん先方の意向を無視する。というわけではなく、マーケターやコピーライター以上に先方の意向をくみ取るスキル・努力も必要になります)、、

ターゲットの興味を惹きつけたり、申し込みや購買に結びつけるために消費者の心理を理解したり、市場の動向を知るためのマーケティング。また、ターゲットに刺さる言葉(キャッチコピー)を提案しながら、それを視覚可していく役割も含まれます。

そういったクライアントの悩み、消費者のニーズ、会社や組織の未来像などをくみ取り「Visualization(視覚可)」「CopyWriter(言語化)」する職業として「VISUAWRITER」とネーミングしました。ロゴはVとWを重ね合わせて表現してます。

職業名:ビジュアライター
キャッチコピー:「言葉」と「視覚」この2つを組み合わせるだけでインターネットから権利的な収入を作り出す新しい働き方

私自身は、デザイナーに限らずどんな仕事でも職業でも、与えられた役職に収まる必要はなく、、

今の自分の能力を発揮したときにできること。これからの自分がどうなっていきたいのか?そういったことを言葉にして、形にして、自分の理想像や在るべき形を”今ここに”凝縮して、自分自身をネーミングして欲しいと考えています。

そのネーミングによって、新しい(本来)あなたが誕生するはずなので。

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