webデザイン

コンバージョン率を2倍に上げるデザインとは?という考え方が間違っているその理由について。

ウェブサイトにおけるデザインの役割はとても重要だ!」と今更声をあげて言うまでもないのだけれど、事実デザインの良し悪しでコンバージョン率は劇的に変化します。

私の経験ではクライアントのウェブサイトデザインを一新することで1.9倍のコンバージョン率をUPさせることができました。1.9倍というとさほど大したことがないと感じる方もいるかもしれませんが、例えば30万円の売り上げが57万円になるということ。

30万が57万

コーポレートサイトやウェブサービス・マネタイズサイトなどを運用している方であれば約2倍の売り上げをUPさせるためにはアクセスを2倍増やす必要があり、それはとても難しいことだと理解しているでしょう。しかし・・

明日にもそれができてしまうかもしれないのが、デザインの可能性です。

と、前振りをしておいてなんですが、ここでは私の実績を自慢したい訳ではなくまったく逆のことをお伝えしたいと思います。なぜならそれはサイト運営者だけでなくサイトを作成するデザイナーも知っておくべき非常に重要な考え方だからです。

デザインでCVRを2倍にしようとする考え自体が無謀。

実はターゲットを明確に絞った時点であなたのデザインに対しての熱意に反してCVRはすでに決まってしまっています(※魔法を使えるのであれば話は別ですが)

本来10%のコンバージョン率を見込めるターゲットキーワードを選定し、ランディングページサイトを作成したとして、目的地(成約・お問い合わせ・クリックetc)にたどり着くのはそのうちのごく一部、多くのユーザーは途中で離脱します

コンバージョンの変移

① ターゲットキーワードで検索してきたユーザーは、② サイトデザインの印象で瞬時に判断し、求めている内容でなおかつ分かりやすい③ コピーライティングを読み進め、自分にとって④ ベネフィットを感じ取った場合のみ目的地へ到達します。

きっと、この図を見てピンっと来たと思います。

そうです、そもそも最大でCVR10%のターゲットキーワードを選定しているのに、デザインオンリーでコンバージョン率を20%とか30%にしようと考えることがどれだけ無謀なことか説明するまでもありませんね。

出口が明確なウェブサイトにおけるデザインの役割

ではなぜ、1.9倍もコンバージョン率がUPしたのか?ほんとうにUPしていたのだろうか?

デザインの役割

実際には、リニューアル前のクライアントのウェブサイトはデザインによって多くのユーザーを離脱させてしまっていたと考えるのが自然です。

CVRを上げるのではなく極力下げさせないのがデザインの鉄則

私がしたことは、ターゲットキーワードやコピーライティングの内容、またベネフィットと呼ばれる訴求ポイントにマッチングさせたデザインに整え、離脱を最小限に抑えるよう努めたことで結果的に約2倍のCVRになったというだけのこと

限界を理解し最適化を目指すLPO

離脱を最小限に抑えるのがデザインの役割》という考え方を持っていないと、インパクトだ!欲求を高めさせろ!(不可能では無いと思いますが・・)などあれもこれも詰め込んでしまい、結果多くの離脱を招くことになってしまいます

また、訪れたすべてのユーザーを無理に取り込もうとすると「赤より青のがいい」「凝ったデザインだ、いやシンプルだ」などサイトの方向性さえ見失うので、限界を理解したうえでランディングページ最適化を目指すべきです

cvr20

そして、ランディングページ最適化はデザインに限ったことではありません。

異論はあるかもしれませんが、私はターゲットキーワードいわゆる検索者の求めているものに求めているものを提供しようとする試みに煽り(あおり)は不要だと思っています。

タイトルで煽り、デザインで煽り、コピーライティングで煽り、なんとかコンバージョンに結び付けた商品やサービスがそれほどでもなかったら悲惨です。

ユーザーは不信感を覚え、リピートはおろかブランドイメージを落すことになるでしょう。

サイト運営者が尽力するべきことは煽って売ることではなくユーザーの利益(ベネフィット)を追求することだし、ウェブデザイナーが目指すべきことは運営者の意図を十分に理解したうえで最適なページに仕上げること、それが大事な訳ですね。

そのことができているウェブサイトは、本来の持っているはずのコンバージョン率に近づきちゃんと正当な利益をもらたしてくれるはずです。

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